June 28, 2005

近未来住宅と「サツキとメイの家」は融合していくでしょう

 連日、猛暑といえる日が続いています。気を付けて水分補給をしないと体が持ちません。先日、名古屋まで出向き「トヨタ夢の住宅 PAPI」を取材してきました。この日も暑い日でした。

 このPAPIという住宅は約10年後の近未来の生活を提案した実験住宅です。トヨタ自動車とトヨタホームが「愛・地球博」の開催に合わせて公開しています。
 当初、万博会場の中に建設されていると思っていたら、そうではなく万博会場に近いトヨタ博物館の向かいに建設されているのでした。

 構造躯体はユニットを増殖させていくもので、自動車で培った技術を導入した未来の生活シーンに合わせた提案がたくさん盛り込まれています。トロンで有名な坂本健東大教授の提唱するユビキタスネットワークが組み込まれ、空調、照明、エネルギーなどが自動制御されます。

 ところで、万博パビリオンには、「となりのトトロ」に出てくる家を再現した「サツキとメイの家」が大変な人気なようです。こちらの家は、スローライフな生活が懐かしさと安らぎを誘います。

 PAPIを見学に来る人のなかには、「サツキとメイの家」も見てきた人がいて、PAPIの感想を「ここまで、何もしなくても快適で便利だと運動不足でボケてしまうのではないか」と、いう人もいるそうです。

 最先端技術のユビキタスネットワーク、スローライフどちらも将来の住まいを考えるときに大切な要素だと思います。これからの住宅はこれらの技術が融合したものになっていくのではないでしょうか。どちらも“環境”がキーワードになっています。改めて、自分のライフスタイルに最適な住まいとは、どのようなカタチがいいのだろうかと考えさせられました。

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June 23, 2005

American Wood Design Awards 2006 作品募集

 全米林産物製紙協会(AF&PA:American Forest & Paper Association)から今回で4回目になる「American Wood Design Awards 2006(AWDA2006)」開催の案内が送られてきました。

 AWDA2006は、アメリカの木材を使って日本国内につくられた建築・住宅を対象としたデザイン賞です。7月1日から9月30日まで作品を募集し12月に受賞作品を発表します。

 また今回、特別プログラム「サステナブル木造住宅提案賞」も同時開催され、持続可能な社会の構築につながる日本の木造住宅に対する提案も募集しています。

 詳しい募集内容などは http://www.awda.jp にアクセスしてください。このサイトでは過去の受賞者の作品も見ることができます。どの作品もレベルが高く木造建築のすばらしさに魅せられてしまいます。木造ファンは必見です。

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June 20, 2005

健康素材は確たる市場を形成していくだろう

 先週は東京ビッグサイトで開催された「リフォーム&リニューアル展」に行ってきました。あまり時間がなく急ぎ足でしたが、焦点を絞っていた健康素材を扱った内外装材の動きをキャッチしてきました。

 健康素材といえば珪藻土が相変わらず元気で注目されていました。それと、このところ急速に伸びてきたのが光触媒です。展示会にも数社が頑張っており、詳しい説明をしてもらいました。

 珪藻土、光触媒とも共通しているのは、素材を活かした応用技術が急速に進展きたという点です。まず、施工性の良くするために他の技術とのハイブリッド化が図られています。また、内外装材は意匠性が重要なポイントになりますが、こちらもバリエーションが増え、選択肢が増えています。

 両者ともこれから確たる市場を形成していくという気がします。このへんの動向については住宅産業マガジン<プレミアム>でレポートするつもりです。
nurikabe

写真は土壁のデモンストレーション。昔のものに比べると施工性が数段アップしている。

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June 15, 2005

南仏プロヴァンス風が外観デザインの流行のようだ

 南仏プロヴァンス風住宅というのが流行のようです。もちろん住宅の外観デザインを構成するイメージの話です。ついこの前まで和風が人気で、外観からインテリアまで和風がイメージリーダーでした。その流れが変わって今度はプロヴァンス風ということなのだろうか。

 というのは、あちこちでプロヴァンス風スタイルの話が出るようになり、その時はさほど気にも留めなかったのですが、先日講師を引き受けたセミナーに参加していた工務店経営者も、それを口にしていました。さらに、昨日取材に伺った工務店でもプロヴァンス風の分譲住宅を開発しているというのです。

 こうなると、気になるもので世の中のニーズがこちらに向いているのかなぁー、と思ってしまうものです。流行はしょせん流行であり、いずれまた別のものに視線が移っていくのでしょう。
 とはいうものの、流行をうまくキャッチして商売に結びつけるのも経営の才覚です。そうでなければ、だれもマーケティングに感心示さないでしょう。

 景気が回復基調に向かい、住まいにも明るい日差しを求めたい人が増えてきたのだろうか?、それならいいのだが・・・

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June 13, 2005

小型風力発電システムに人気が集まってきた

 小型風力発電システムの普及が大きく伸びていることが矢野経済研究所の調べでわかりました。普及の牽引役を担っているのが、発電力500W未満のタイプで2005年の市場規模は前年比32%増の29億円。

 これら小型タイプのシステムは、照明灯として使われるケースが多く、太陽光発電と組み合わせたハイブリッド・システムにも人気が集まっています。風と太陽、どちらも自然エネルギーを活用するということで、視覚的な効果が大きい。そのため、企業や官公庁の人目に付くところに設置して環境PRをアピールする需要も多いという。

 PRが主目的で実用性が低いのかというと、そうでもなく防災・防犯用途での実効性が認められてきています。価格的にもかなり安くなってきており、風力発電のみのシステムだと30万円位からの製品も出現しています。しかし、発電量と電力会社の電気料金を比較して、30万円の元を取るのに何年かかるという比較をしてしまうと、なかなか難しい問題があるのも現実です。

 ですが、大地震がきて、阪神・淡路大震災で発生したような大規模な停電になったとき、威力を発揮します。特に、闇夜に照る照明灯をみたとき、人は精神的に大きな安堵感を覚えるのではないでしょうか。単に償却年数だけで判断するのではなく、視点を変えた効用を考えるべきでしょう。
 小型風力発電システムの普及が伸びてきたのは、そうしたことの現れかもしれません。

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June 09, 2005

「トレンドを読む!」を更新しました

 久々にimpulse housing net の「トレンドを読む!」を更新しました。

石油依存から脱した、自然エネルギー活用の時代へ
~次世代エネルギーとして注目されるのが有機太陽電池だ!~

「つくばスタイル」で地域と一体になったまちづくり
~いま流行のスローフード、スローライフを取り入れる~

 この2本のレポートです。関心のある方はぜひ読んでみてください。
 こまめに更新しようとは思うのですが、ついつい目先の仕事に追われて後回しになってしまいます。

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June 07, 2005

飲んだ次の日は使いものになりません

 年のせいだろうか、深酒をすると翌日は使いものになりません。つまり二日酔いということなんですが、深酒になることが予想されるときは、翌日仕事ができないという前提で出かける覚悟が必要です。

 先週末、セミナーの講師を引き受けたのですが、もうひとりの講師が日経ホームビルダーのM編集長でした。M編集長と一緒ということになれば、おのずと深酒コースになることは明白です。セミナーは無事終了し、主催者と参加者のみなさんとの懇親会で楽しく情報交換となりました。

 懇親会が終わる頃には、ほどよく酔いがまわり、さて腰を落ち着けてという流れになります。ゲストで参加していた矢野経済研究所のYさんとも周知の仲、3人であらためて懇親を深めることになったのです。

 一軒目で焼酎、2軒目でバーボン、妙に話が弾んで楽しい酒だったことを覚えていますが、その中身はどこかに飛んでしまい覚えていません。気が付けば終電はなくなっていました。次の日、いうまでもありません・・・・

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May 30, 2005

「坪井記念研究助成」発表会を聞いてきた

 先週の金曜日ですが、日本ツーバイフォー建築協会が若手研究者を対象に「坪井記念研究助成」を開始、その第1回目の成果発表会があり、聞きにいってきました。

 主に大学、大学院に所属している研究者5名が、持ち時間10分間で発表を行いました。わずか10分で内容が伝わるのかと心配でしたが、主旨はわかるもんですね。その秘密はパソコンでプレゼンソフトを使い、ビジュアルに内容を紹介しているからだと感じました。

 「このように」といって、写真なり図で説明されると一目瞭然です。効果的に使えば説得力もあります。それだけに、最近の講演などでもプレゼンソフトを使う人が増えているようです。ですが、プレゼンソフトを巧みに使って演出すると、たいして中身のないものでも、立派に見えることもあるだろうなぁー、と心配してしまいました。

 今回発表した方々は、それぞれ内容の濃い研究でした。いずれ、詳しくボクのHPで紹介したいと思っています。

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May 25, 2005

ロボットが住宅を建設する日がやってくる

 愛知万博ではいろいろユニークな次世代ロボットが出展されているようです。以前からロボットに興味を持っていたので、ぜひ行ってみたいと思っていたのですが、プレオープンに申し込んでいたにもかかわらず、他の仕事が入って断念してしまいました。

 それはともかく、南カリフォルニア大学ではロボットで家を建てる研究が進んでいるそうです。たった1台のロボットが、平屋建ての住宅なら24時間で建設してしまうといいます。どんなカタチのロボットなのか、どのような家を建設するのか、興味津々です。Webで検索してみたけれどヒットしませんでした。

 ロボットは休憩もとらずに24時間働くわけですからスグレものです。また、危険な作業もいとわないでしょう。こんな住宅建設ロボットが活躍すると、職人の仕事がなくなってしまうので、社会問題になるかもしれません。でも、その前に職人不足の解消が主目的になるのでしょう。

 人間型のロボットが現場で働く姿が、そのうち現実になるかもしれませんね。

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May 23, 2005

岩手の建設企業が風力発電装置を商品化

 (財)建設業振興基金が発行している雑誌「建設業しんこう」を読んでいたら、とても興味深いインタビュー記事が掲載されていました。この雑誌は地域で活躍する建設企業の活動を取りあげているし、またそうした建設企業向けに発信している情報もバランスが取れていて、読んでおもしろい雑誌です。

 インタビュー記事ですが、岩手県の建設企業3社が集まって、「クロスフロー風車研究会」を結成して、風力発電と太陽光発電を併用した発電装置「ウインド・ロードKT210」を商品化したというのです。建設業というのは公共工事などの請負が多いわけですが、これだけでは将来に不安があるというので、ベンチャー精神を発揮して、この発電装置を開発、商品化、販売に乗り出したのです。

 ウインド・ロードは5ルックスの蛍光灯6灯、点灯することができます。「発電装置を開発するだけではダメで、この地域だったら、風車で発電した電力で“凍結注意!”という道路標識を点灯させ、そこに企業の看板を組み合わせれば広告料として定期的な収入を得られる」というビジネスモデルも考えているようです。

 普及への発想もユニークです。こうした記事を読んでいると“頭を柔らかく”するヒントをもらったようで、うれしくなります。

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